【書評】吉井理人「最高のコーチは教えない」【才能を極限まで引き出す】

 

 

こんにちは。せな(@senaaablog)です。

 

今回は吉井理人さんの著書『最高のコーチは、教えない。』の要点をまとめていきます。

 

あなたにぜひ実行してもらいたいことを3つ、コーチングを学びたい人向けに3つ紹介します。

 

 

こんな方におすすめ

  • コーチングを学びたい人
  • 指導する立場にある人
  • 自分自身が成果を上げたい人

 

 

結論

自分自身をコーチングしましょう!

 

 

そもそも「コーチング」ってきいたことありますか?

 

あまり聞き馴染みのない言葉ですよね。

 

 

コーチングでは、対話を通してその人自身のなかにある気持ちや潜在的な能力に気づかせ、目標を達成するための支援を行うことです。

そして、コーチの仕事は教えることではなく考えさせることが最重要のポイントです。

 

 

コーチングを学びたい人だけでなく、自分を成長させたい人にも有益な情報をまとめています。

 

それではみていきましょう。

 

 

著者

 

吉井 理人 (よしい まさと)

 

元プロ野球選手

 

現在千葉ロッテマリーンズの一軍投手コーチ

 

北海道日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークスのコーチも務め、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手へのコーチングを行う。

 

2014年度以降は、筑波大学大学院の人間総合科学研究科博士前期課程体育学専攻野球コーチング論研究室の学生として野球のコーチング理論を研究

 

他の書籍も書籍も出版されており、

  • 『投手論』
  • 『プロ野球VSメジャーリーグ 戦いの作法』
  • 『投手論』
  • 『吉井理人 コーチング論: 教えないから若手が育つ』

などがあります。

 

 

 

『最高のコーチは、教えない』6つのポイント

 

 

まずあなたに実践してほしいことを3つ紹介します。

 

あなたに実践してもらいたい3つのこと

  • 振り返りで課題設定の正しさを常に検証する
  • 日記を書け
  • 目的・目標・課題の明確化

 

 

振り返りで課題設定の正しさを常に検証する

 

振り返りを続けることで気づきのレベルを高め、成長していけます。

 

この振り返りこそがPDCAサイクルを回すために大事です。

 

振り返りがないと、いくらやってもそれが正解なのか分からず成長できないことが多いです。

 

初めに立てた課題が正しければ、何も振り返りをしなくても前に進むことができますがそんなケースは稀で、むしろ、最初に立てた課題が正しくないことがほとんどですので、振り返りが絶対に必要なのです。

 

振り返りをすることで、「どこがダメだったのか」「どこまではよかったのか」「それはなぜか」とどんどん自分に問いかけることができ、自分で考える能力がつきます。

 

自分で考え、実行しなければ、成長には限界が来ます。

この限界を無くすためにも、自分で考え行動していくことが必要なのです。

 

 

 

日記を書け

 

自分の動きを言語化することで、人に説明でき、自分自身の気づきが生まれます。

 

先程の振り返りと言語化をするためには日記を書くことが1番手っ取り早いです。

 

日記を書くということは自分の思考を全て可視化することにつながります。

 

初めのうちは頭で考えていることをなかなか文章で表現できないことでしょう。

ですが、言語化できるようになると、人に説明できるようになったり、自分自身のことをもっとよく知ることができます。

 

言語化すれば、このあと何をすればいいのかわかってきます。

 

 

 

目的・目標・課題の明確化

 

自らの目的・目標・課題を言語化し、常に忘れないように意識するため、書いておくことが重要です。

 

 

目的・目標・課題の違いってわかりますか?

 

この3つを適当に使っている人が実は多いです。

 

 

目的は「何をしたいか」「何をするべきか」「どのような状態になりたいか」という大きく抽象的な未来像で、最終的に到達したい地点を指します。

 

目標は、目的を達成するために必要でクリアしなければならない成果や行動です。

 

課題は目標の成果や行動を実現するために障害となっている状態や行動です。

 

 

つまり

ゴールが目的で、その中間地点に目標があり、その中間地点に行き着くために、小さな課題を積み上げるといった感じです。

 

 

これらを明確にし、紙に書いて、貼っておくことで、今どの段階にいるのか、これから何をすればいいのかわかるので、あとはやるだけです。

 

 

 

コーチングの三つの基礎

 

 

ここからはコーチングを学びたい人向けに軽く説明します。

 

 

コーチングの3つの基礎

  • 観察→相手のことを知る
  • 質問→相手に話をさせる
  • 代行→相手になったつもりで考える

 

 

コーチングにいろんな要素があると思われがちですが、基礎にあるのは観察・質問・代行のたった3つの要素です。

ただ、どれも奥が深く、マスターするには根気強く続けるしかありません。

 

 

 

コーチングはオーダーメイド

 

コーチングはオーダーメイド。

 

つまり、相手の性格やレベルに応じて、コーチングを変えていくことが重要です。

 

まずは観察をして、相手の性格やレベルを的確に捉えることから始めましょう。

 

 

レベルが同じぐらいの選手が2人いたとしても、その2人が同じ性格を持っていることはありません。

全く同じものを持っていれば、コーチングのやり方も同じでいいのですが、同じ人間はこの世に存在しません。

 

なので、相手に応じて、オーダーメイドでしなければいけません。

 

全てはコーチングを受ける側が1番成長していける方法を一緒に考えるためです。

 

 

 

主体性を身に付けさせる

 

最終的にはコーチがいなくても主体的に動ける人にしていくことを目指します。

 

先ほどの日記を書かせ、言語化させるのもそのためです。

 

 

例えば、

  • スポーツだとやらされるひとはうまくならない
  • 会社でいえば、指示待ち人間は成長しない

 

こう言われてるが、まさにその通りだと思います。

最終的には自立して、主体的にやることが大事です。

 

そのためには答えを言わないことですね。

あくまで「自分ならこうする」というアドバイスまでです。

 

相手の選択権を与えることで、主体性を鍛えていくことができます。

 

 

 

結論

 

自分自身をコーチングしましょう!

 

 

コーチングし合える仲間がいれば、それでいいですが、なかなか自分の目的や目標、課題を相手に面と向かって言うのは恥ずかしいと言う人もいるのではないでしょうか。

 

そんな人は自分自身をコーチングすればいいのです。

 

自分に問いかけ、深掘りし、行動指針(目的、目標、課題)を決めていく。

 

これだけでやる気や成果が変わってきます。

 

あとは、常にその振り返りを怠らず、方向性が間違っていたらすぐ軌道修正することが大事です。

 

 

  • この記事を書いた人

seenan

25歳|3年目サラリーマン|僕の人生を変えてくれたことを発信

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