
こんにちは。せなです。
今回はブログで大事なポイントだけをまとめてすぐに使えそうなテクニックを10個紹介します。
この本はブログにおける文章がうまくなるコツと心理効果が書かれています。
また、ブログだけでなく、「マーケティング」の方法や読まれるための「キャッチコピー」を穴埋めにしたものが簡潔にまとめられています。
これらのポイントを1つでも実践してみることで、読者の読みやすさは一段と増し、PV数が増えること間違いなしです。
それではみていきましょう。
目次
筆者の紹介
✔︎中野巧(なかのこう)
✔︎共感を科学する「エンパシーデザイン・ラボ」主宰
✔︎株式会社studio-K代表取締役
ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、文章力、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力など、プロフェッショナルの仕事を高めるという考え方から、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング」を開発。
ビジネスパーソンだけでなく、教育業界にも広く普及し、これまで5万人以上にエンパシーライティングを伝えてきました。
また、彼の講義の受講生の中には、2週間かかっていたライティングページが1日で書けるようになった人や、ホームページへのアクセスが一気に約4倍、売り上げは5倍になった方もいらっしゃいます。
知るだけで文章が上手くなる5つの文章のコツ
主語を「あなた」にする
実を言うと、文が私すぎると読む気が失せます。
文章が下手な人の多くは主語が「私」すぎます。私の場合もそうです。
これは意識すればすぐに変えられることであり、最も効果が出るものです。
改善ポイント
主語を「私」から「あなた」に換えたり、読み手視点に切り替えることで、相手に読まれやすく、届きやすい文章になります。
また、主語を置き換えることで、新しい発想やアイデアが浮かんでくることもあるので、楽しみながら文章を書いていきましょう。
「?」を乱用しない
「?」が続くと、読み手は尋問されているような気分になり、不快感を覚えます。
つまり、プレッシャーが強すぎるということです。
例
・お元気ですか?
・この前提案したものはどうでしょうか?
・よろしければ、お返事いただけますか?
これだと多くの人がプレシャーを感じてしまうことでしょう。
改善ポイント
「?」を使うと書き手は楽にかけるというメリットがありますが、その分だけ読み手に負担をかけると思っておいた方がいいです。
なるべく「?」を使わない文を考えるようにしましょう。
1文は50文字以内
句読点や改行のない、文字の塊は読み手を疲れさせるという特徴を持っています。
また、長い分だと、読む気が起こらなくなり、読者が離れていってしまいます。
改善ポイント
一文が50文字を超えないように句点「。」を入れよう。
基本は「1文=1メッセージ」
相手に負担を与えない
相手に考えさせるという負担が多いほど、その負担の数だけ関係性は薄れていきます。
改善ポイント
相手に余計な負担のないように考えて書いた想いや気遣いは、文章だけでも相手へ伝わっていきます。
説教しない
何かを伝える時、正しさはもちろん大切ですが、真実の言葉はときに人を傷つけ、攻撃する武器になります。
わざわざ説教されてまで、何かを購入したいという人は少ないことを覚えておきましょう。
改善ポイント
説教じみた上から目線の文章にならないようにするための1つの方法は、NG例を自分の失敗談として語ることです。
誰かの失敗談であれば、それを鏡にして、素直にメッセージを受け取りやすくなります。
文章に効く5つの心理効果
プライマシー効果(初頭効果)
私たちは文章を読む時、第一印象(最初に覚えた単語/最初に触れた単語)に大きな影響を受けます。
ブログの場合、「タイトル」と「アイキャッチ」で興味を引くことが大事です。それに興味を持ってもらえないと、存在しないことと同じです。
リーセンシー効果(最新効果/近親効果)
私たちは、最新の情報(最後に触れた情報)からも影響を受けやすい(記憶しやすい/思い出しやすい)という特性があります。
ブログの場合、最後に行動を促すひと言があることで、「読んで終わりにならない」「読み手の行動につながる」文章になります。
見出し効果
理想は見出しだけを読んでも、6割ぐらいの内容がなんとなくわかることです。
現代人は忙しいので、見出しだけである程度の内容が理解できれば、効率的だし、価値を感じれば、最初に戻ってじっくり読み直してもらえるものです。
見出しの効果
- 読み手が要約した情報を最短時間で手に入れることができる。
- 読み手の読むリズムができる(見出しが文字を読み続けるための箸休めになる)
- 書き手の頭の中で整理される(書き手の理解以上に読み絵は絶対に理解できない)
ツァイガルニク効果
人は完成されたものより、未完成のものに興味を惹かれるという特徴を持っています。
続きはCMの後で!と言われると、CMの後が気になり、つい見てしまった経験がある人は多いことでしょう。
未解決の謎は、その解決策を求める人間の基本的な本能(好奇心)を刺激するとも言える。
ポイントポイントで、次を読みたくなるような「謎」をつくり、最後まで読んでもらう工夫をしよう。
ハロー効果
興味がなかった人や本も「NHKの番組で特集」さらに「東大生に一番読まれた本」と言われれば、権威の力で説得力が増し、たちどころに前のめりになることがあります。
つまり、インフルエンサーにつられやすいということです。
こういった権威の力がない場合でも、ほんの少し具体的に各意識を持つと、あなたの文章力は説得力を増します。
実は抽象的なことを書くことは楽です。だからこそ、行き来しないと抽象的な表現になりやすいです。
「なぜ?」「つまり?」「ということは?」と自分の文章にツッコミを入れて具体的にする癖を身につけると、文章説得力は日常的に磨かれます。
あなたの文章には読み手の「?」に答える説得力があるのか、読み返しましょう。
おまけ
文章量を半分にしつつ、伝える力をアップデート
実は文章を長くするよりも、長い文章を短くする方が、高いスキルを必要とします。
ポイント
- 誰かに読んでもらい、削ってもらう
- 普段からの小さなトレーニング(表現をシンプルにできないか、同じことを繰り返しすぎてないか、文章の目的から逸れた情報はないか)
100点の文を目指さず、30%の完成度でオーケーなのでまず書き終えることが大事です。
そして、30→50→80と完成度を高めていきましょう。
これが文章力を高めていくコツです。
まとめ
文章のコツ
- 主語をあなたにする
- ?を乱用しない
- 1文は50文字以内
- 相手に負担を与えない
- 説教しない
ポイント
- プライマシー効果(初頭効果)
- リーセンシー効果(最新効果/近親効果)
- 見出し効果
- ツァイガルニク効果
- ハロー効果
ここまで読んでくださった方はどれをまず意識して取り組もうか考えたはずです。
あとは行動に移すのみです!!