【書評】渋沢栄一「論語と算盤」(現代語訳)【人生のバイブルになる一冊】

 

 

こんにちは。せな(@senaaablog)です。

 

今回は渋沢栄一さんの書籍「論語と算盤」の現代語訳(守屋淳さん)の書評を書いていきます。

 

渋沢栄一さんと言うとJR、サッポロビール、みずほ銀行、日経新聞などを作ったすごい人です。また、2024年に1万円札の顔にもなる大人物です。

そんな数々の功績を残してきた渋沢栄一さんの生涯の思考が記されているのが今回紹介する「論語と算盤」です。

 

「論語と算盤」というと真逆の性質を思い浮かべます。

 

論語」という道徳的な言葉と「算盤」というお金稼ぎの道具を並べてあるタイトルに惹かれ、いつの間にかAmazonでポチっていました。

 

 

 

本の構成

第1章 処世と信条

第2章 立志と学問

第3章 常識と習慣

第4章 仁義と富貴

第5章 理想と迷信

第6章 人格と修養

第7章 算盤と権利

第8章 実業と士道

第9章 教育と情誼

第10章 成敗と運命

 

 

それぞれの章が全く異なる言葉で構成されているのも面白さの一つです。

読まないとタイトルの意味がわからない。

逆に読めばわかる。

そんなめっちゃ面白い本です。

 

 

人はどう生きるか

 

これを伝えたいだけの本です。

 

 

筆者の体験をもとに全て描かれており、本当にいろいろな教えがあり勉強になりました。

その中でも「これからの人生のバイブル」になると思ったものを5つ紹介します。

 

 

士魂商才

「士魂商才」とは、人の世の中で自立していくためには武士のような精神が必要である。しかし、武士のような精神ばかりに偏って商才がなければ、経済の上からも自滅を招くようになる。だから士魂とともに商才がなければならないという意味の言葉です。

 

これは菅原道真のいった「和魂漢才」と言う言葉から作られた言葉です。

和魂漢才とは、「大和魂を持ちつつも、中国の進んだ技術を取り入れてさらによくしようということ」

 

私は「物欲とかを我慢して、節約しながら商人のように稼ぐことで、経済的な自由を得られるようになる」と解釈しました。

稼がずにただ、節約だけしてもお金が底を尽きるのは時間の問題です。

 

この言葉はその人によって捉え方が違うと思います。ただ万人に当てはまるものでとても大事な思考だと思いました。

 

私のアクション

私の具体的な行動は「もっと武士のように我慢して節約する。そして商人のように稼ぐ力を身につける。つまり、「節約」と「投資」的な考えを持つ。そうすれば将来経済の自由が手に入る。

⚠︎ただし、自分のためになるもの、例えば「勉強道具、時短グッズ、経験」には惜しみなく投資する

 

 

己を責めて人を責めるな

「己を責めて人を責めるな」とは自分が立とうと思ったら、まず人を立たせる。自分が手に入れたいと思ったら、まず人に得をさせることです。

 

江戸幕府を200年も続かせる基盤を作った徳川家康公の言葉もほとんど論語で説かれている言葉と同じであり、この考えは、「人間の根本的なバイブル」かもしれないと思います。

 

 

 

私のアクション

私はブログで結果を出したいと思ってます。根本的な理由は読者のためになる情報を発信し、少しでも役に立てて欲しいと願っています。

ブログで結果を出したいのであれば、自分がブログ運営を通して気づいたことと逐一SNSやブログで発信することで読者が飛躍を遂げる起爆剤にもなり、さらに、自分の気づきになり、もっと読まれる優良な記事にするにはどうすれば良いか思考が深まり、自己成長につながります。

そしてその成長した理由や高度をまた発信し、読者と共に成長する。この流れを常に意識することで間違いなく成長していけると思います。

 

 

蟹穴主義

「蟹穴主義」とは身の丈にあったことをすると言うことです。

ただし、身の丈に満足するからといって、意欲的に新しいことをする気持ちを忘れては何もできない。

だからこそ、「なすべきことを完成させない限り、死んでも故郷に帰らない」「大きな仕事を成し遂げるためには、細部にこだわるべきではない」などの格言を旨にするのが大切です。

要は、身の丈にあった行動とのバランスが大事と言うことです。

 

例えば、今の自分が60点だとして、「私は100点です」というように大きく見せる必要はありません。むしろそれはダメだと言っています。そうではなく、60点の自分を受け入れる。そして、受け入れつつも満足はせず、常に新しいことに挑戦しなさいと言うことです。

 

確かにこの考えめちゃくちゃ大事だと思います。

 

私のアクション

私はサラリーマンをしつつ、ブログの運営をしています。

サラリーマン×ブログだけに満足せずに、これから新しいことにどんどん挑戦をし、そこで身についたものを文字として発信し人々の役に立とうと思います。

今考えているのは筋トレです。

筋トレは1ヶ月ほどで効果が出ると言われていますので、まず1ヶ月本気で取り組みます。

個人的な考えですが、世の中を見渡すと10人に1人ぐらいしかマッチョがいないように感じます。

筋トレをして、マッチョになれば、成功体験が出来上がります。そうすればもっと他のことにも挑戦しようと言う気持ちが芽生え、自己成長を促すことができると思います。

 

 

大きな志と小さな志の調和

「大きな志と小さな志の調和」とは一度立てた志を途中で変えるようなことがあっては、大変な不利益を被ることになる。だから、最初に志を立てるときに、最も慎重に考えを巡らす必要があると言うことです。

その工夫としては、まず自分の頭を冷やし、その後に、自分の長所とするところ、短所とするところを細かく比較考察し、その最も得意とするところに向かって志を定めるのが良い。また、それと同時に自分がその志をやり遂げられる境遇にいるのかを深く考慮することも必要です。

 

個人的には、半分納得して、もう半分は納得していません。

確かに途中で志を変えると不利益になるが、必ずしも初めに慎重に考えて立てた志が正しい道かどうかは誰にもわからない。

途中で他のことに進みたいってなったら、そっちに進んでいいと思う。

だって、今まで積み上げてきたことはどこかで役に立つかもしれないし、モチベーションがそっちに移ったのならそっちの方が成功しやすいと思います。

 

自分が志をやり遂げられる境遇にいるかを考えるのはマジで大事だと思う。実際環境が変わらなければ自分を変えられないことがほとんどだから、環境を変えることで成功につながりやすいはず。

 

私のアクション

「環境を変える」これだけです。

私はTwitterで私と同じようなブログ初心者の方や、ブログで稼がれてる方をフォローしています。

彼らのツイートに目を通すことで、「どんなふうに取り組んでいるのか」「稼げるようになったプロセス」などをしり、自分も頑張ろうと思えます。

Twitterでモチベーションを上げることも大事ですが、リアルな友人を巻き込むことで、もっとモチベーションが上がり自分の習慣化にもつなげられると思います。

なので、リアルな友人を巻き込んでいきたいと思います。

 

 

智・情・意

「智・情・意」とは「知恵」「情愛」「意志」のことです。

この三つがそれぞれバランスを保って、均等に成長したものが完全な常識であろうと考えられます。

ごく一般的な人情に通じて、世間の考え方を理解し、物事をうまく処理できる能力が常識に他ならない。

 

簡潔にまとめると...

知恵がないと、良い悪い、善悪などの判断ができない。

知恵があっても情愛がなければ、自分の利益ばかりの追求になったり、自分が良ければそれで良いとなってしまう。

情によって人生の出来事に円満な解決を与えてくれる。情がなければ、何事も極端になってしまい、どうしようもない結果を生んでしまう。情にも欠点があり、それは瞬間的に湧き上がる感情に流されてしまうこと。

だから意志が必要。

感情をコントロールするのは、強い意志。

しかし、意思だけ強くて、知恵と情愛がなければ、頑固者、強情ものになる。

 

 

私のアクション

常に勉強し、知恵を身につける。そして、情をコントロールするための強い意志を持つ。この3つすべてを均等に成長させ、完全なる常識を身につける。

 

以上が本記事です。

 

 

最後にあなたに問いたいです。

 

あなたはどう生きますか?

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

seenan

25歳|3年目サラリーマン|僕の人生を変えてくれたことを発信

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