こんにちは。せな(@senaaablog)です。
今回は「日本人は働きすぎ」と言うテーマで話していきます。

日本の社会人って働きすぎで消耗してる人多くないですか?
間違いなく、ほとんどの人が消耗してるね。それは週に5日、1日8時間以上働いて、通勤時間や残業時間を含めると10時間以上費やしていたら当たり前だね。

私は、新卒一年目の社会人として働いていますが、10ヶ月たった今思うことは、「日本人は働きすぎ」だということです。
週に5日、定時で帰ったとしても9時間ほど拘束され、さらに残業が当たり前の社会風潮なので、働きすぎだと思います。
このような環境では、勉強時間や、リラックスの時間、家族との時間を確保することは難しいと思います。
そこで、「世界的にみると日本はどのくらい働いているのか」「それにはどのような背景があるの」「そして、理想の働き方とは何なのか」を話していこうと思います。
目次
世界との比較
以下の表は「世界主要国の労働時間 国際比較統計・ランキング」で「各国の全就業者平均年間実労働時間と国別順位」を掲載しています。
単位は時間(h)/年となっています。
1 |
2,137 |
|
2 |
2,060 |
|
3 |
1,967 |
|
4 |
1,965 |
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5 |
1,949 |
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6 |
1,914 |
|
7 |
1,898 |
|
8 |
1,806 |
|
9 |
1,788 |
|
10 |
1,779 |
|
10 |
1,779 |
|
12 |
1,772 |
|
13 |
1,725 |
|
14 |
1,719 |
|
15 |
1,718 |
|
16 |
1,712 |
|
17 |
1,711 |
|
18 |
1,695 |
|
19 |
1,686 |
|
20 |
1,670 |
|
21 |
1,665 |
|
22 |
1,644 |
|
23 |
1,631 |
|
24 |
1,593 |
|
25 |
1,583 |
|
26 |
1,557 |
|
27 |
1,540 |
|
28 |
1,538 |
|
29 |
1,506 |
|
30 |
1,505 |
|
31 |
1,501 |
|
32 |
1,454 |
|
33 |
1,452 |
|
34 |
1,434 |
|
35 |
1,386 |
|
36 |
1,384 |
|
37 |
1,381 |
「世界主要国の労働時間 国際比較統計・ランキング」日本は1644時間で「22位」に位置しています。
こうやってみると、日本は世界的に見て働きすぎというわけではないようです。
1位のメキシコと比べると、1年間で500時間も差があるというのは信じられませんでした。
これは日本よりも丸25日も多く働いていることになります。
ただ、この統計は全就業者のものなので、パートやアルバイトも含まれており、数値が結果の全てではないと考えています。
世界幸福度ランキング1位のフィンランドでも、27位で1540時間働いているようです。
幸福度世界一のフィンランドの働き方を知りたい方はこちらをどうぞ。
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働きすぎにはどんな背景が?
日本人は勤勉
昔から日本人は「勤勉」「真面目」と言われています。
何か指示されたことに対して、「必ず期限までにやらなければいけない」「終わるまでは諦めない」という心掛けが、「勤勉」「真面目」と言われる所以でしょう。
これはいい意味で言えば、「期限を守り熱心に働いているので信頼される」とも捉えられますが、悪い意味でも捉えられます。
例えば、日本人の自殺者や過労死の数が多いのは「勤勉」「真面目」すぎゆえの結果だと思います。
「一人でやらなければいけない」と思ったり、「人に相談するのは恥」だと思ったりして、誰にも相談できず、一人で抱え込み、最終的にはそれが爆発してしまうケースが多いです。
このように勤勉・真面目すぎなのは危険を伴っていることも理解していただきたいです。
会社の風潮
会社の風潮的に「残業は当たり前」「上司より先には帰ってはいけない」「上司より先に出勤しなければいけない」という流れになっています。
これだと、無駄に時間を拘束されて、好きなことをやる時間が取れず、ただただ疲労困憊していくだけです。
ぶっちゃけ仕事が終わっていても、若い社員は他の社員が帰るまで帰れないと言う人が多くいたと思います。
これは無駄な上下関係であり、働きすぎと言われる大きな要因だと考えます。
最近では、だいぶ変化があり、マシにはなってきていますがまだまだこの風潮は抜けきっていないように感じます。
会社員の理想の働き方とは?
会社員の理想的な働き方を私なりに2つ挙げてみました。
水・土・日休み
数多くの職種は土日祝日休みのところが多いと思います。
祝日がある週は嬉しいですが、通常の週の場合、5日も出勤日があり、月曜日なんかはやる気が出ないという人も多いでしょう。
そういう私も月曜日は正直モチベーションが高くはありません。
ですが、水土日休みになれば、出勤日毎日がモチベーション高いままだと思います。
月→土日休みだったから頑張ろう
火→明日休みだから頑張ろう
水→休み
木→昨日休みだったから頑張ろう
金→今日頑張れば2日休みだ
こんな感じで平日は常にモチベーションが高く、仕事効率も上がると考えています。
さらに休みが週に3日になったことで、自分のしたいことに費やす時間を確保でき、幸福度が上がること間違いなしだと考えます。
みずほグループの例
以下の文は2020年10月6日のニュース記事です。
みずほフィナンシャルグループは6日、希望する社員を対象に週休3~4日制を導入する方針を明らかにした。労働組合と協議し、12月にも始める。週休3日以上を制度として導入するのはメガバンクで初めて。新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、多様な働き方を進める。
対象は同社のほか、傘下のみずほ銀行とみずほ信託銀行、みずほ証券など6社に所属する社員4万5000人。週休3日にするか4日にするかは選択制とする。勤務日数に合わせて基本給を変動させ、週4日勤務であれば現状の8割、週3日勤務であれば6割になるという。
いずれこういう働き方が増えて、副業文化がさらに加速するとは思っていましたが、みずほグループがこんなに早く行動に移したことに驚きました。
この動きによって、みずほグループの社員は副業に費やす時間を確保でき、さらに本業としての仕事も高いモチベーションを持って働けるようになったと思います。
みずほを見習ってこれから多くの企業が導入することが予想されますが、この働き方はめちゃめちゃいいと思います。
正直、時間を作りその時間を使って副業にガチで取り組めば、本業と同じぐらいの水準で稼ぐようになることは可能だと思います。さらに本業で給料を上げることは難しいですが、副業であれば自分が成長すればその分成果はついてくるようになっていますので、収入を上げることが可能です。
こんな働きを皆ができるようになれば、もっと競争力が高まり、成長し、幸福になれると思います。
今後の働き方を予想
労働時間短くなる
実は昭和30年ごろの日本は労働者1人平均年間総実労働時間が2400時間を超えていました。
それから、少しずつ労働時間が減少し、今の1644時間ほどまで来ました。
この流れはこれからも加速し、もっと短くなっていくと予想されます。
労働時間が短くなればその分給料が少なくなることは否めませんが、それよりも自分のやりたいことを副業として活動していけば、本業よりも稼げるようになり、さらには独立することも可能だと考えています。
個人で稼ぐ時代がもうすぐ来る
最近良く言われることが、「これからは個人で稼ぐ時代」だということです。
間違いなく個人で稼がないといけない時代は来ます。
なので、今のうちから副業を始め、自分で稼ぐ力をつけておきましょう。
将来安泰と言われている大企業であっても、これからも安泰かどうかは誰にもわかりません。
安定を求めることはいいことですが、安定を求めつつ、挑戦を繰り返し、個人で稼げるようになっておきましょう。
つまり、本業という一本の柱だけでは不安なので、副業に挑戦し、たくさんの柱を作り、分散させておくことが好ましいです。
働き方が多様化
現在ではYouTubeだったり、リモートワークだったり、フレックスタイムだったり、さまざまな働き方が生まれています。
以前の社会風潮だと、会社に行って業務をこなすことが仕事だと思われていましたが、今の時代、ネットワーク環境があればどこでも働けるようになっています。
そして、働く場所や働く時間も自分で決められるような社会になってきました。
まだまだ、推奨されている会社はそこまで多くないですが、これからもっと増加し、誰もが場所や時間に縛られない働き方に移行していくことでしょう。
まとめ
日本人は世界と比較すれる、そこまで働いていなと言うことが上記の表でわかったと思います。
しかし、勤勉で真面目な日本人は働きすぎだと言うイメージがついています。さらに、自殺者や過労死の多さからも、働きすぎと言うイメージがついています。
ではどう解決すると良いかというと、「水土日休みにする」「週5から週3勤務を自分で選択できるようにする」といいと思います。
今の時代、ネット環境があれば基本的に場所や時間に縛られることはなく、好きな働き方ができるようになってきました。
なので、好きな働き方をし、自分の時間を確保し、副業に取り組むことが、将来的な幸福につながると思っています。