こんにちは。せなです。
今回は樺沢紫苑さんの「ストレスフリー超大全」から学んだ3つを紹介します。

毎日しんどいと感じている人や、仕事に不満がある人、とにかく今の自分を変えたい人におすすめです。この本を読むと、ページ数を重ねるごとにストレスについての捉え方が変わり、不安な事が減っていきます。
結論
周りは変えられないので自分を変えよう。正確には自分の行動や考え方を変えよう。
それでは見ていきましょう。
目次
筆者の紹介
樺沢紫苑(かばさわ しおん)
精神科医、作家。
樺沢心理学研究所を設立。
「情報発信を通して、メンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、YouTubeチャンネル「樺沢紫苑の樺チャンネル」やメルマガで、累計50万人以上に精神医学や、心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
主な著書として、「学びを結果に帰るアウトプット大全」「学び効率が最大化するインプット大全」などがあります。
心に刺さった3つのこと
テイカー(Taker)じゃなく、ギバー(Giver)になろう
これは信頼できる人とできない人の見分け方に直結することです。
信頼できるというのは
・その人と交流することで、楽しい時間を過ごす事ができる
・自分にとってプラスの影響がある
・学びや自己成長につながる
・ビジネスのパートナーとして、信頼性を持って取引できること
と樺沢さんは定義しています。
逆に考えると、信頼できないというのは、その人と交流することで、「嫌な体験」「うんざりした体験」をすることです。
心を傷つけられたり、自分にとってマイナスの影響があったり、学びや自己成長につながらないことです。
ではどうすれば良いのかを見ていきましょう。
「For Me」か、「For You」かを観察する
「For Me」とは、「自分が、自分が」という人です。
「For You」とは、相手のために、他の人のために行動・貢献できる、貢献する余裕がある人です。
「For Me」の人と話していると、自分の自慢話ばかりで、うんざりしてしまいます。そういう人は自分のことにしか関心がなく、相手に興味を持っていません。当然、相手への配慮もないです。
あなたはそんな人のことを心から信頼できますか?
私はできません。
「For Me」の人は結局、自分が良ければ良いと思っていて、自分の利益を最優先しています。
結果として、「For Me」が強い人と付き合っていると、その人のペースで振り回され、トラブルに巻き込まれたりし、色々と大変な目に遭うことになります。
その状況って本当に面白くありませんし、成長につながりません。そういう人が周りにいないか、また、自分がそうなっていないかよく観察しましょう。
「For You」の人は相手のことに関心があり、自分よりも相手のことに興味が向いています。そして精神的にも余裕があります。
もちろん誰もが自分のやりたい事がありますが、相手のことにも関心があるので、うまく相手と距離感を保ち、接する事ができ、自分をコントロールできます。
人は自分に興味を持ってもらいたい生き物ですので、関心を寄せられているとわかると、その人のことを信頼しようとします。そういう状態にするのが次のステップです。
自分がギバー(Giver)になる
ギバー(Giver)→与える人
テイカー(taker)→受け取る人、奪う人
先程のステップ①と組み合わせれば、「For You」の傾向が強い人がギバーで、「For Me」の傾向が強い人が「taker」と言い換える事ができます。
ここで出てくるのが、心理学でよく出てくる「同属性の法則」です。
人は自分に似ている性格の人を好むという性質です。
要するにギバーの近くにはギバーが集まり、テイカーの近くにはテイカーが集まるという事です。
ここまでくればみなさんお分かりかと思いますが、自らギバーになる事で、自分の近くには信頼できるギバーが集まるという事です。
とはいえ、無条件で相手に見返りを求めず与えることは難しいですが、まずはとにかく与えることから始めましょう。
初めは自己犠牲のように感じますが、どんどん与えることでいつしか、自分の喜びに変わる時がきます。つまり必要とされる事が喜びになるのです。
最後にアドラー心理学のアドラーがこう言っています。
見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても、あなたから始めるのだ。
仕事が楽しくないのは当たり前
入社数年目の人で仕事が楽しくてしょうがない、こんな楽しい毎日が続くとしたら自分は幸せだと思う人はほとんどいないと思います。
理由は、新しい仕事を次々と覚えていく大変さ、上司や同僚との人間関係の難しさ、知らない事がたくさんあって、ついていくのが精一杯なのが、当然で楽しいはずがありません。
どんな職業でも、仕事を一通り覚えるまでの期間は修行の時間なのです。
よく守破離という言葉を耳にします。
守→型を守る。まねる。基本に忠実。その通りにやる。繰り返し、徹底的に基本を取得する
破→型を破る。創意工夫。他のやり方を学ぶ。新しいものを取り入れる。
離→型を離れる。独自性。新たな型の創造。独自の境地を拓く。
苦しい→楽しい
守<破<離
ここでやるべき行動は・・・
早く基本を卒業する
基本はとても大事ですが、基本ばかりやっていても楽しくありません。
例えば、スポーツで試合に出られないのに基本ばかり練習していても楽しくありません。
試合に出て勝たないと楽しくないのです。
つまり、楽しいという感情を得るまでには時間がかかるのです。
工夫の追加で仕事は楽しくなる
とはいえ、一年目でも楽しそうに仕事をしている人はいます。
彼らは基本を学びつつも、自己流を探しています。一年目でも、守を取り入れつつも、破のエッセンスを積極的に取り入れるべきなのです。
言われたことを言われた通りにやるのは奴隷と同じです。そこに自分なりの工夫を取り入れることで、初めて仕事の楽しさが生まれてくるのです。
つまり、やらされるのは地獄で、自発性こそが天国です。
コンフォートゾーンから出る
人生を楽しむ人には共通点があります。それは素直さです。素直さとは、偏見や先入観を持たず、ニュートラル(中立)な状態になることです。
普段からニュートラルな状態にあれば、他の人からアドバイスを受けた時に、とりあえずやってみようと素直に受け入れる事ができます。それにより、チャンスや出会いが広がり、楽しい事が増えます。
ここでやるべき行動は・・・
コンフォートゾーンから出る
コンフォートゾーンとは私たちが日々、生活をしている領域(快適領域)です。
日々の生活が楽しいと思えないなら、それは今いる領域に楽しい事がないからです。
つまり楽しいことはコンフォートゾーンの外にあるといえます。勇気を出して、外の世界に飛び出してみましょう。お宝は初めての場所、人、イベント、お店に隠れています。
もちろん、コンフォートゾーンから出るのは、苦しいことや困難なことへの挑戦です。しかし、その分、無数の可能性が隠れています。
まずはコンフォートゾーンから出て、人生を楽しんでみましょう。
ウィッシュリストを書く
①のコンフォートゾーンは外側からのアプローチでしたが、内側からのアプローチもあります。
自分にとって何が楽しいのか、何をしたいのか、何を実現したいのか、何を手に入れたいのか明らかにすることです。そのためにはウィッシュリストがおすすめです。
ステップ1・・・情報カード(100均で売っているカード)を200枚用意する
ステップ2・・・自分が手に入れたいものや、やりたいことなど、願望、夢、目標を書けるだけ書く。最低でも100個以上、必ず実現すると思いながら書く。
例
×海外旅行に行きたい
◯ロサンゼルスのディズニーランドに行きたい
◯バルセロナのサグラダファミリアを見に行きたい
ステップ3・・・ジャンルや似た内容ごとに整理して、一枚の紙にまとめる。それを机の前に貼ったり、スマホに保存し、いつでも目に触れられるようにする。
ウィッシュリストは一年ごとに振り返り、どこまで達成したのかを評価し、そのアップデートをしよう。
これらの一連の行動を起こすことで、脳に焼き付き、実現しやすくなります。
感想
半分以上読み飛ばしたけど、いろんな境遇の人がストレスを減らしていく方法や、どんな行動や思考で生きていく事が幸福になれるのかを書かれている本でした。
自分の状況と照らし合わせて、ためになることを実践する事が鍵になってきます。
つまり、読んだ後にどう行動するかですね。そこで私が特に心に刺さった(これから行動する)ことです。
この本はFACT(事実)を述べて、その事実の例を説明し、どう行動していくべきかまで教えてくれます。
この本を実践するとストレスが減っていく読むていう本ですね。
ストレスのことがめちゃめちゃ書かれていると思いきや全然そんなことはなく、どちらかと言えば、幸せに生きるためにどうするかって感じです。
確かに全て実践できれば、自分の思考も行動も変わり、幸福に生き残るれるだろうなと思いました。
まずは行動してください。