
こんにちは。せな(@senaaablog)です。
今回は岩瀬大輔さんの書籍「入社一年目の教科書」から学んだ仕事の三原則を約8ヶ月新卒として実践してみた感想を織り交ぜて、解説していこうと思います。

これから社会人になるので、いろいろと不安です。一年目って何を意識して取り組めばいいんだろう?
一年目に意識することや、具体的な行動を3つ紹介し、私自身の経験や感想も織り交ぜるから参考にしてみてね。

私自身、まだ一年目の新人ですが、この仕事の三原則を守っているので、日々成長している実感があります。全てを実践してみましたが、共感するものもあれば、これはちょっと...と思うこともあります。
結論
いろんなことに挑戦し、最速でPDCAサイクルを回そう
個人的な解釈かもしれませんが、私はこの本の言いたいことはこれだと思いました。
入社1年目の目標
1年目の目標
- 早く仕事を覚える
- 信頼される
入社一年目の目標はおそらくこの二つでしょう。他の目標があるとしても大体この二つに分類されます。
例えば、「早く昇進するぞと意気込んでいる人」は、まず仕事を覚え信頼される必要があります。この二つを達成することでおそらく二年目以降のキャリアが違ってくるでしょう。
これから紹介する三つの仕事の原則は、この二つを達成するために大いに役立ちます。
それではみていきましょう。
仕事の三原則
頼まれたことは必ずやりきる
頼まれたことを必ずやり切ることは社会人だけでなく学生でも絶対にすべきことです。
頼まれたことを時間をかけてでも必ずやりきることで、この人はまだスピードは遅いけど、「正確に仕事をこなせる人」だというイメージを持ってもらえます。
このイメージを持ってもらうことが大事です。
そこから「じゃあ、次はこの仕事をさせてみよう」とか、「もう少し量を増やしてみよう」と仕事が回ってくるようになります。
はじめは仕事量が増え、きついですが、はじめのうちから色々な経験を積むことで、他の新入社員よりも速いスピードで成長することができます。
成長するための第一歩は「頼まれたことをやりきること」です。
メリット
- 信頼される
- 仕事が回ってくる
- 成長する
頼まれることが「自分の今の力でできること」でも、「できないことでも」とにかく引き受けましょう。
できることであれば、いかに速く効率的にできるのか考え取り組むことで、処理スピードがアップします。
できない仕事であれば、上司に聞きながら進めていくことで、知らない知識やその上司の仕事の進め方を身近で感じることができます。
どちらにせよ成長できますので、1年目のうちはとにかく引き受けて、「知識と処理スピードを高めること」を意識しましょう。
入社したてで右も左も分からない状況だからこそ固定観念がなく、たくさんのことを進んで吸収できるので、とにかくなんでも引き受けましょう。
何でも屋みたいなイメージを持たれると後々も雑用が降ってくるんじゃないかと思われがちですが、そんなことはないと思います。
なぜなら、業務知識が増えて実践できるように慣れば、雑用を任せるよりも他の生産的なことを任せる方が利益的だと知ってもらえるので、雑用が回ってこなくなります。
ただ、何でもかんでも仕事を引き受けることには、当然デメリットもあります。
デメリット
- 頭の中がパンクしてしまう可能性がある
知識が全くなく、スピードが遅いのに、なんでも引き受けてしまうと仕事量が増え、手に負えなくなり、頭の中がパンクしてしまう可能性があります。
ただ、そういう時もたいして問題はありません。その仕事ができる人に聞きまくればいいのです。迷惑がられる可能性もありますが、「おっ、熱心だな」と思ってもらえることの方が多いでしょう。
ただ聞くだけでなく、わかるようになるまで質問し、しっかりメモを取り、同じ場面に遭遇した時にまた質問しなくていいようにしましょう。
流石に何度も同じことを聞いてくる人には愛想をつかせてしまいますので...
もう一つの解決策としては、パンクしそうになった時は他の作業をやめ、それだけに集中的に時間を割くことです。
新卒で知識もないのに仕事を同時に何個も処理できるわけがありません。
個人的に見ていて思うことが、「できる人」ほど一つに集中して、どんどん仕事を終わらせているように感じます。そのため、もうダメだとパンクしそうになったら、優先順位を決めて、一番大事なものから一つずつ終わらせるようにしましょう。
50点で良いからはやく出せ
上司は1年目の社員に100点を求めていないことを今、身をもって感じています。今求められていることはそこそこの出来でいいから速く提出することです。
速く提出することで手直しできる時間が取れ、そこからだんだんといいものに仕上げていけます。
ここでのポイントは「ゴールを意識する」ことです。
まずはじめに、いつまでに何をどうするのかを質問しメモし、どこがゴールかをはっきりさせる。
これだけでやること(最低限やればいいこと)が明確になり時間効率がアップします。
メリット
- 50点の仕事に赤ペンを入れてもらい、グレードアップさせるチャンスがある
50点でもいいので早く仕上げることで、時間に余裕が生まれ、上司からのフィードバックをもらい、グレードアップさせることができます。
「こんなレベルで提出してもいいのかな」「上司に能力が低いと思われるんじゃないか」と考えてしまうかもしれませんが、そんなこと全く気にする必要はありません。
上司からすると、与えた仕事が今どのくらい進んでいるのかが一番気になる部分ですから。
だからこそ早めに終わらせて提出することで、進捗状況を上司に報告することができ、さらに上司もより良くしたいので、フィードバックをくれます。
このような手順で、何度も修正を加えよりよくしていけばいいのです。
この際、大事なことが一つあります。
それは、自分ができる最低限のこと(ネットで調べる)ぐらいはやっておくことです。
自分ができる最低限のことをせずにいると、人に言われないと仕事ができなくなってしまいます。そういった人材にならないためにも、最低限のことはするようにしましょう。
デメリット
- 相手によってはこんなこともできないのかと怒る
相手に怒られるかもしれないが、はじめのうちは仕方がないと割り切りましょう。
さっきも言ったように最低限のことをせずに出して怒られるのは仕方がありませんが、最低限のことをした上で怒られた場合は聞き流して結構です。
私の上司も何でもかんでもイチャモンをつけたがる人なので、最低限のことをしたもので怒られることがありますが、全て右から左に聞き流しています。笑
とにかく、そんな環境でも早くだし、アドバイスをもらい、完成度を高めていきましょう。
その過程でここをこうすればうまくいくと自分で理解できるようになりますよ。
上司から「お客様からこんなこと言われたから手配しておいて」と言われた時
-
何をいつまでにどのくらいやるのか質問する。
→上司がゴールを教えてくれる
-
ゴールを目標に作業に取りかかり、自分のできる最低限のことをする。
→上司に報告、相談に行く
-
上司から「ここをこうすればうまく行く」とフィードバック、アドバイスをもらえる。
→フィードバックしてもらったところを修正し、再度提出しに行く
このような流れで進めることで、
上司からすると、「わからないことをそのままにしない部下」というイメージができます。
部下からすると、わからないことをどんどん質問し、「フィードバックがもらえ、知識・経験が増える」チャンスになります。
どちらにとってもメリットが多いので、はじめのうちはこのような流れで進めていくことをお勧めします。
つまらない仕事はない
「つまらない仕事はない」この言葉はいつまでも覚えておいたほうがいいです。
何も意味がないような仕事であっても考え方次第で、成長できますし、何より、人が嫌がるような仕事ができる人は周囲から信頼されるようになります。
それでは、メリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 見方を変えることで向き合う仕事は全く違うものとして見えてくる
ほとんどの行動は、その行動によって得られるメリットを考えながら仕事をするのが良さそうです。
これをすることで、人より倍は早く成長するでしょう。
次にデメリットですが、デメリットは正直ないと思います。
このあと特殊な経験談を話しますが、99%は意味がある行動だと思います。
例:コピー取り
コピーしながら資料を読む。読むとビッグプロジェクトや、取引先の真の姿など、自分が担当していない案件に触れられる。
このように成長のタネはいたるところに落ちています。それを見つけて行動できるかで周りと差が開いていくでしょう。
つまり、「自分なりの付加価値」をつけ、常に考えて行動していこうということです。
つまらない仕事はないとこの本では書かれていますが、私としては全く成長できない仕事もあるのではないかと感じています。
経験談
今現在コロナが大流行していることもあり毎日体調に変化がないのか検温を職場で実施しています。
ぶっちゃけ誰でもできる仕事であり、時間がある人がやればいいことですが、わざわざ、検温係を決めてその人がやることになっています。
検温することで何か生まれるわけもありませんし、ただの時間の無駄です。
家でそれぞれが検温してくれば済むことなので、この仕事に関しては疑問を持ちました。
まとめ
仕事の三原則
- 頼まれたことは必ずやりきる
- 50点でいいから早く出せ
- つまらない仕事はない
また、この書籍では入社一年目の教科書50のルールも合わせて書かれており、とても為になります。
皆さんもどうぞ読んでみてください。成長の速度が劇的に変わると思いますよ。